はじめに
連載っぽく見せて続かないシリーズ、今回は組織論編です。
大学時代経営学を専攻していたものの、バンドで生計を立てるつもりだったので、全く勉強してないのを今更後悔していますが、下記書籍やちょいちょい調べて組織論再入門したので、自分のメモ程度に学んだことを残していこうと思います。
組織論の体系
組織論と一言で表しても幅広く、マクロ組織論とミクロ組織論に大別されます。
マクロ組織論では、組織構造や組織ネットワークなんかがあります。具体的には、ネットワーク組織論や組織デザインなど。
ミクロ組織論はもう少しとっつき易い、個人や集団の行動・相互関係に焦点を当てるものです。
リーダーシップ論
リーダーシップとはなにか
本書籍で著者の野田さんはこう定義していました。
他人に影響を及ぼして、望ましい行動を起こさせること
これだと誰しもが持っているべきと言っても説得力のある定義。 フォロワーシップみたいな考え方もありますが、立場関係なく発揮すべきもの。
フォロワーシップになぜ着目するのか?|フォロワーシップ研修No1リ・カレントフォロワーシップ研修実績No.1|人材育成・社員研修・組織開発のリ・カレント
リーダーシップ論の変遷
潮流としては、特性論→行動論→条件適応理論の順で発展していったようです。
特性論はリーダーは生まれ持った特性だと言うアプローチ、行動論はリーダーとそれ以外の行動パターンに着目したもの、条件適応理論は唯一普遍なリーダーは存在せず状況に応じて変わるよねってもの。
行動論で面白かったのがシャートルのオハイオ研究で、行動カウントしたら1700と物凄い数になったが、結局「構造作り」と「配慮」の2つに集約されたというもの。
最後の条件適応理論を聞くと、エラスティックリーダーシップなんかはこのあたりからきてるんだなあと。 プロジェクト炎上中に「私は、みんなに全部任せる!」と言ってもどうしようもなくて、チームの状況がサバイバルなのかとか分析して状況に応じたリーダーシップを発揮すると。
責任の量は一定
面白かったのが責任量保存(一定)の法則について。
責任は人数が多くなればなるほど低くなりやすいし、一方が被ると他方が減るとか、結局責任量って一定だよねという話。
コミットメントラインを引くのが良いとのことであるが、このあたりはフワッとしやすいのでデリゲーションポーカーとかするのがいいのかな。
あと書いてて責任と責任感ってちょっと違うかもって思った。
変革型リーダーシップで重要なもの
最も重要なのはビジョンとのこと。
もちろんコミュニケーションの土壌があってこそなんですが、定期的に偉い人呼んで今の思いをたまに語ってもらうのが、手っ取り早くモチベーションを植え付けられる気がするし、やっぱり定期的にやるべきかな。
参考文献
https://www.bbt757.com/corporate/sd/pdf/24.new_soshikiron.pdf