はじめに
つまみつまみ組織論についてお勉強してたりしますが、時系列で整理できていなかったのでまとめようと思いました。
導入
いわゆる組織構造論の展開に貢献した組織観(メタファー)は2つあり、1つは組織の機械観、もう1つは組織の有機体観と呼ばれるものです。
その名の通り、機械観とは組織を精密機械のように捉えるもので、有機体観とは組織を生物のように理解するものです。 当初は機械観が支配的だったところに、有機体観という新しいメタファーが生まれました。
組織の機械観とは
それでは組織の機械観について詳しく見てみます。機械観の学派は2つあり、1つは古典的管理論、もう1つは官僚制組織論と呼ばれるものです。
古典的管理論
古典的管理論には有名な理論が2つあります。
テイラーの科学的管理法
1900年代初頭の時代背景として、組織的怠業等、いくつもの経営的問題が発生しており、それを解決するための方法として生まれたのが、この科学的管理法というものです。 その後生まれる理論と比較すると、人間を機械というか歯車のように捉えるイメージ、まあこれは有名なやつですね。
ファヨールの管理原則論(=管理過程論)
企業活動を6つに区分し、そのうちの『管理活動』について、さらに14の管理原則をあげている理論です。 だから、管理原則論と呼ばれるわけですね。
官僚制組織論 (=ビュロクラシー論)
次にウェーバー(ヴェーバーとも)の官僚制理論です。 ピラミッド組織を経験している我々がイメージするような官僚的組織の理論で、標準化、階層性、没人格性の3つの特徴があります。
さいごに
今日はここまで!続きは組織の有機体観からです。