はじめに
かなり前からアジャイル開発におけるQAに課題感があり、色々勉強しているところなんですが、あまり体系立って勉強したことがなかったので、ソフトウェアテストの教科書という書籍を読んでみました。
読んでて気になったところをメモがてらまとめていきます。
狩野モデル
かの有名なやつ。
改めて品質の作り込みが効果あるのかきちんと見極めたい。
productmanager55.hatenablog.com
W字モデル
V字モデルの発展型のようなW字モデルというものが存在するらしい。
思想的には類似開発経験のあるQAが上流から参画してドキュメント等の確認により手戻りをなくす、工程が終わったらV字の相対する工程の計画をする(要求定義だったらシステムテスト計画とか)という進め方をするらしい。
利用しているプロジェクトは今の所聞いたことはないし、上流工程で検出されるバグが下流工程で見つかるようなケースとかまあまああると思うので、そういったときの手戻りがありそう。
カバレッジ基準
カバレッジってC0〜C2とかよく言うけど、正式な名称を知らなかった。
あとよく混乱するのでまとめておく。
名称 | 略称 | 一言で説明 |
---|---|---|
ステートメントカバレッジ | C0 | コードで書かれている命令文を実行 |
デジジョンカバレッジ(ブランチカバレッジ) | C1 | 各IF文のTRUE・FALSEの両パターンを実行(要は判定条件を満たす) |
コンディションカバレッジ | C2 | IF文の全ての条件文のTRUE・FALSEを実行 |
マルチプルコンディションカバレッジ | MCC | C2の組み合わせ全パターンを実行 |
※ IF文の条件部分=条件文、TRUE・FALSEの場合に実行されるブロック文=命令文 としてます
テストフェーズ
以下の順で実施。
最近はそんなことないですが、あんまりテスト設計ってワードに今まで馴染みがなかった。
- テスト計画
- テスト設計
- テストケース作成
- テスト実施
- テスト報告
機能観点一覧表
前職のガチガチWFでは作ってたかもしれないドキュメント。 作成にあたりインプットになりそうなもの。
- ISO/IEC 9126の品質特性
- Ostrandの4つのビュー
- Myersの14のシステムテスト・カテゴリ
状態遷移テスト
状態遷移図を用いたテストの総称らしい。
このあたりを読んでいて、 非同期でプログラム組むことが多いのでなんかうまいこと使える手法ないんかなって思った。
状態遷移表を少し改造?して、表の行見出しに状態、列見出しにイベントや動作、交差するところに結果みたいな感じとかどうかな。ファイルダウンロード中に画面切り替えたらAPI打鍵キャンセルするかみたいな。
さいごに
後半読んだらその2を書きます。